脳性麻痺児者の支援

【尖足のリハビリ】寝返りと肩甲骨

寝返りに関する記事もそれなりの反響がありました(^^)/
多くの人がお子さんの動作に悩んでいる様子
ちょっと骨や関節の動きを詳細に解説することにしますね

コロコロ寝返るためには柔らかい肩甲骨が必要

寝返り動作(左側へ寝返る時)

左側へ寝返る時
体は全体的にこの写真のように動きます
①頭を上げる 詳細はこちらの記事から
②右手を伸ばす
③肩甲骨と胸郭(肋骨など)が動く

本日は②と③について簡単に説明します(^^)/

寝返りたい方向に手を伸ばす

手が伸ばせない時(左に寝返る時)

手が伸ばせない場合
多くの人は足を使った寝返りを選択します
システム論に基づくと
・寝返りをしたい(運動課題)
・手を伸ばせない、身体を上手に捻じれない(個人の要素)
・下は硬い床(環境の要素)
この場合、足で床を蹴って寝返ったほうが効率がいいです

脳が原因で…
原子反射が残存しているから…

そうではなく、筋肉や関節の状態をおこさんが判断して
効率的な行動をとっているだけかもしれません

前置きが長くなりました
上側の手を伸ばす動作

まずは肩甲骨が動く必要がある!

肩甲骨を後ろから見た時

肩甲骨を横から見た時

手を前に伸ばす時
肩甲骨は上側に動きます
肩甲骨が動き始めると胸郭も寝返る方向に動き始めます

肩甲骨の下側にある筋肉が硬ければ
肩甲骨が充分に動かず、寝返り動作自体を行うことができません
例えば

広背筋

これは『広背筋』という筋肉
何度も登場している筋肉ですね
肩甲骨の下側に存在する筋肉です
広背筋が硬くなることで肩甲骨の位置がずれたり、動かしにくくなったり
手を伸ばす動作を邪魔する原因になります(一例です)
手を伸ばすことができない原因をみつけ
その原因となる筋肉や関節を柔らかくすることも寝返り動作獲得には必要!

ころっと寝返る

寝返り動作は転がり動作です

左側に寝返る時

左側に寝返る時
体も全体的に左側へ捻じられます
右手を伸ばすことも必要ですが…
同時に左の肩甲骨や胸郭も大事な役割を果たします

下側の肩甲骨は前方へ 胸郭は後方へ

左側へ寝返るんだから肩甲骨も胸郭も後方へ動くんじゃないの?
私もそう思っていた時期がありました…

けど、考えたら肩甲骨も胸郭も後方へ動いたら寝返ることはできるけど
そのまま左側へ倒れてしまいます

赤色が胸郭の動き
青色が肩甲骨の動きです

実は肩甲骨って胸郭とぴったりくっついていないんです
なので胸郭と肩甲骨は別々の動きをすることができます
左に寝返る時も
胸郭は全体的に左側へ
(正確には右側の肋骨は前方へ 左側の肋骨は後方へ)
下側の肩甲骨は動きませんが、胸郭が動いているため
相対的に前方へ動いています
下側の肩甲骨が相対的に前方に移動することで

横むきになった時の支えの役割を果たしてくれます

寝返る手伝いをする時のポイント

介助の一例

赤い星
・下側にくる手をできるかぎり伸ばして横を向きやすくします
・この時に寝返る方向に首を向けてあげるとより楽です

青い星
・上側にくる手を胸の上に乗せる
・この時に指先が伸ばした手の方向を向いていると楽です

親御さん向け!ワンポイントストレッチ

広背筋のストレッチ

今回紹介した『広背筋』のストレッチです
・肩の動かしにくさや肩こり
・腰痛など
さまざまな症状の原因となる筋肉です
朝起きてから、夜寝る前に♪
ちょっとした時間を使って自分の身体をケアしましょう(^^)/

オンライン健康相談はじめました!

親子の健康相談もこちらで承ることにします!
30分間の相談は無料
(お子さんの介助の方法や家での過ごし方、腰痛や肩こりについて)
医学的な予測や生命に関わる内容の相談はお断りしています
(オンライン相談という形式では充分にフォローできないため)

「家でできるマッサージ方法」
「寝返り動作ができない」「立ち上がり動作ができない」
または
「オムツを変える時に腰が痛い」
「抱える時に肩が痛い」など
お父さんやお母さんの健康に関するお悩みも受け付けています
詳細は下記よりご覧ください(^^)/

プロフィール

健康相談お兄さん。

子どもから大人まで、しょうがいの有無を問わずに対応。

『生まれてから死ぬまで豊かに生活できるまちづくり』を目指す。

質問や相談、お仕事の依頼はこちらからお気軽に♪♪

友だち追加

YouTubeでストレッチ動画を投稿しています(^^)/