脳性麻痺児者の支援

【尖足のリハビリ】寝返り動作獲得に必要な4つのこと

「丸くなりながらの寝返り」と「反り返りながらの寝返り」
寝返り動作シリーズでは尖足と寝返りの関係性について紹介しました
今回は寝返り動作をシリーズのまとめ編です

寝返り動作 ~頭を持ち上げる~

大事なことはこの2つ

①首を曲げることが出来る
②首から下の筋力が強い

①首を曲げることが出来る

首を曲げる運動

横になっていると思ってください
寝ているところから首を曲げている場面です
丸くなりながら寝返る方法には自分で首を曲げる必要があります

首のあたりを横から見た時の写真です
首の後ろの筋肉が硬くなると首を曲げにくくなります
この筋肉が硬くなっている期間が長くなると首が反り返ります
まずは…

首を曲げられるか 
首の周りの筋肉が柔らかいことが大切

②首の下の筋力が強い

首を曲げる時には「お腹」や「腰回り」の筋力が必要です
基本的に人間の身体も1つの物体です
「頭」「胸郭」「骨盤」「足」
ざっくり4つに分けました
この中で一番重たいのは「頭」です
寝返り動作は重たい頭を持ち上げる動作
重たい頭を持ち上げるには首から下の「胸郭」「骨盤」「足」
これらの物体が1つになるように筋肉が働く必要があります
特に大事なのは腹筋や骨盤周りの筋肉です

首は曲げられるけど、首を持ち上げることができない場合
骨盤周りを支えた状態で首を持ち上げることができるか判断できます

骨盤周りを支えて、首を持ち上げられる場合

腹筋を強化することで寝返りが円滑に行えるようになります

寝返り動作 ~寝返る方向に手を伸ばす~

寝返る方向に手を伸ばす場合は以下の2つが大事です

③肩甲骨の柔軟性
④胸椎・肋骨の柔軟性

③肩甲骨の柔軟性

寝返る方向に手を伸ばす時
・肩甲骨が外側かつ上方向に動く必要があります

手を伸ばす時の肩甲骨

寝返る方向に手を伸ばす時
肩甲骨は「外側」かつ「上側」に動きます
この動きが充分に行えないと寝返り動作は円滑に行えません

背中や腰回りの筋肉

この写真は肩甲骨の下側にある筋肉です
他にも「菱形筋」や「肩甲挙筋」といった肩甲骨を内側かつ内側に引っ張る筋肉
寝返り動作が円滑に行えない場合
これらの筋肉の柔軟性を確認しましょう
自宅で行える方法としては
・まっすぐ手を伸ばすことができるか?
これで簡単な検査ができます
(痛みが出たり、泣かない程度の軽い力で動かすことが大事)

④胸椎や肋骨の柔軟性

寝返る時の胸椎や肋骨の動き

寝返る方向に手を伸ばす時
①肩甲骨が動いて②胸椎や③肋骨が動く必要があります
寝返り動作がなかなか円滑にできない場合
「胸椎」や「肋骨」の動きが乏しいかもしれません

胸椎や肋骨周囲の筋肉

胸椎や肋骨周囲の筋肉です
(もちろん他にもたくさんあります)
特に「脊柱起立筋」という筋肉は

・姿勢の保持
・呼吸の補助

これらにも大きな影響を与えます
「座っている姿勢を保持しにくい」「呼吸状態が不安定」
胸椎や肋骨周囲の筋肉が硬いお子さんはこんな症状も出やすい

胸椎や肋骨の硬さは担当のセラピストに検査・評価してもらいましょう

寝返り動作は子どもの発達に必要!

寝返り動作は子どもの発達に不可欠です
よく
「視界に手が入る必要がある」
「いろんな世界を見ることが出来る」
脳の発達を中心に寝返り動作を語る人もいますが…

・首を持ち上げるには「腹筋」が必要
・手を伸ばすには「肩甲骨」の柔軟性が必要
・姿勢保持や呼吸に影響を与える脊柱起立筋も柔らかく!

寝返り動作を繰り返すことで
身体機能も向上します。
その結果

起き上がり動作や立ち上がり動作、歩行動作獲得の準備になります

関西上田法勉強会開催

寝返り動作獲得には柔軟性の向上が必要です
私が学んでいる上田法は柔軟性を向上させることに適した方法です
その勉強会が
2019年11月17日
大阪府、阪急十三駅近くの施設にて開催されます
興味のある方、参加希望の方はお気軽にご連絡くださいね(^^)/

プロフィール

健康相談お兄さん。

子どもから大人まで、しょうがいの有無を問わずに対応。

『生まれてから死ぬまで豊かに生活できるまちづくり』を目指す。

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