脳性麻痺児者の支援

【脳性麻痺のリハビリ】尖足と寝返りの関係

「最近、尖足がひどくなった気がする」
「脳の病気が進行しているのかしら?」
脳性麻痺は『脳の損傷によって姿勢や運動機能の障害が生じる非進行性の疾病』です
脳性麻痺は進行しません。尖足の状態が変化する理由は脳以外に理由があるかもしれません。
今回も新しいリハビリの考え方『システム論』を基に自宅でできる尖足対策を記事にします。
キーワード
『脳性麻痺』 『尖足』 『システム論』 『寝返り』

寝返りが楽にできないと身体が硬くなる!?

システム論の構成要素

システム論を振り返ります
人間の姿勢や行動は『個人』『環境』『課題』に影響を受けます

システム論に関してはこちらの記事から

例:バンジージャンプ
高いところから飛び降りようとすると
・その場にうずくまる人
・ためらいなく飛び降りることができる人
・その場から離れようとする人

極端な例ですが、バンジージャンプという『課題』に対して
『個人』スリルあることが好き 高所恐怖症
『環境』高いところ
このように3つの要素がお互いに影響した結果、上記のような行動を遂行します

寝返りで身体が硬くなる

「1日中寝ていてください」
「決して起き上がったり、寝返りをしてはいけません」
「達成したら賞金〇〇万円です」

きっと達成できる人はいません
私たちは同じ姿勢を取り続けることはできません
脳性麻痺児者も同じです

「寝返りたいけどできない」
「仰向けのままだと疲れる」
「ずっと車椅子に座っているとお尻が痛くなる」
喋ることや円滑なコミュニケーションが図りにくい場合
きっとこんなことを考えているはずです

寝返りをして、自分の身体を動かしたいはず
一生懸命身体を動かそうと、全身に力が入ります
脳性麻痺児者は脳の損傷があるため、筋肉の力を入れたり、脱力することが苦手です
一度、力が入ると脱力できず、そのまま身体が硬くなってしまう場合が多い…

尖足を予防するために家でできること 寝返り編 

こまめに姿勢を変える手伝いをすること
・40分以上の同じ姿勢は筋肉内の血液循環が低下しやすい

40分以上同じ姿勢でいると血液循環の低下
筋肉の変性などの現象が生じます
このため、40分前後くらいでの姿勢変換や体位変換がオススメです

もちろん、40分前後で常に姿勢を変えることは無理です
1~2時間に一回程度
洗い物が終わってから
料理を作った後に
ご家族の生活スタイルに合わせて体位変換することができたら幸いです

専門職向け記事更新スタート

当ブログでは引き続き脳性麻痺児者・家族支援記事を更新します。
一方でリハビリテーションを担当する専門職員にも多く知ってもらいたい。
一般の方には当ブログにて
専門職の方にはnoteにて記事の配信を始めました。
こちらの記事もごらんください(^^)/
(専門用語多めです)

プロフィール

健康相談お兄さん。

子どもから大人まで、しょうがいの有無を問わずに対応。

『生まれてから死ぬまで豊かに生活できるまちづくり』を目指す。

質問や相談、お仕事の依頼はこちらからお気軽に♪♪

友だち追加

YouTubeでストレッチ動画を投稿しています(^^)/