脳性麻痺児者の支援

上田法って何?効果があるの? 脳性麻痺のリハビリ

『上田法』名前も聞いたことないけど、なんか効果があるらしいよ
「どこで上田法を受けることが出来るの」
「どこで上田法を勉強できるの」
関西上田法勉強会を開催するにつれて、いろいろな相談を受けるようになりました。
もっと、多くの人に上田法をしってもらいたい!
上田法手技や上田法に関する情報を更新していきます

上田法ってなに? 脳性麻痺のリハビリ

上田法は当初、脳性麻痺児者の治療法として医師により開発されました。
筋肉の硬さが原因で生活に支障がでている人にとても有効な手段だと思っています。
私の経験ですが…

マッサージやストレッチにかかる時間を短縮できる
効果を本人・家族が実感できる
多くの人に適応がある

上田法を学んだ直後、私の感想。
〇〇法と名前が付くと怪しい手技じゃないの?って警戒される方も多い…

上田法は筋肉や関節の知識。基礎医学に基づいて考案されています!

基礎医学とは、走ったら脈拍や血圧が上昇する。
これくらい基本的な知識です。
正しい知識・技術に基づいて開発されているため、怪しい手技ではない!と断言しています(^^)/

上田法の歴史

1988年、整形外科医の上田正によって開発
その後、日本国内や海外の学会にて上田法について発表
現在は韓国やドイツ、その他ヨーロッパでも講習会が開催
日本国内では佐賀県、愛知県を中心に全国でインストラクターが活躍

日本で開発されたリハビリの方法が海外に進出されるのは珍しいケースです。
どこの国でも上田法治療の効果を認められ、その国でも講習会を開催してほしいとの希望が増えているそうです。
日本で開催されている講習会にも関わらず、上田法を学ぶためにドイツ人のセラピストも参加していました。

「とても優れた方法だと思うよ」
「もっと世界中に広まってほしい」

ドイツからの参加者もこのように上田法の効果を実感し、上田法を広める活動をしています。
そんな上田法。日本ではあまり認知度がありません…
海外には広まっているのに、国内では…
私が住んでいる関西だけでももうちょっと広まってほしい!

上田法ってどんな人に効果があるの?

もともと、上田法は

脳性麻痺児の筋の過緊張に対する治療的介入法として開発されました

上田法の目的は『筋肉の痙縮や過緊張を軽減する』ことです
痙縮や過緊張:筋肉がなんらかの原因で硬くなった状態とイメージしてください
私は筋肉の硬さが原因で生活に支障が出ている全ての方が対象になると思っています。

脳性麻痺児
・足がピンと伸びてなかなか曲がらない
・腕が胸を圧迫して呼吸がしにくい
・首の反り返りが強く、車いすから落ちそうになる

整形外科にて
・肩も腰も膝も。あっちこっちが痛い
・数年前に脳の病気をして、歩きにくくなってきた

足がピンと伸びる:ふくらはぎの筋肉が硬くなっている
腕が胸を圧迫  :肩甲骨や肩回りの筋肉が硬くなっている
首の反り返り  :身体の後ろ側の筋肉が全体的に硬くなっている
あっちこっち痛い:慢性の腰痛や肩こり。全身の筋肉が硬くなっている
脳の病気    :今まで元気だった筋肉に負担が増えて、硬くなっている

筋肉の硬さだけが原因じゃないことも多くあります。
しかし、それでも筋肉の硬さを和らげることで生活が楽になる可能性はあります。
私は整形外科や訪問リハビリで勤務をしていますが、多くの方に効果を実感してもらえています。
最近では、脳の病気の方。
高齢の男性ですが、今までは冬になると身体が硬くなり、車いすに座れなかったと
私が10月から関わり始めましたが、今年は極度に身体が硬くならず冬を乗り越えることが出来ました
このように筋肉が原因であれば、このように結果が出ることが多いように感じます。

上田法は5つの基本手技で構成されている

頸部法
肩ー骨盤法
肩甲帯法
上肢法
下肢法

上田法はこの5つの手技で構成されています。
対象となる人の状態に合わせて、これらの手技を単独で用いたり、組み合わせて用います。
また、上田法は上田法のみに頼らないことが強みです。
上田法をしながらマッサージやストレッチ、facia(筋膜)に対しての介入を行います。
既存の手技は特定の方法のみを純粋に遂行することが好まれますが、上田法は違います。
対象となる人により効果が出るように良いものはなんでも取り入れています。
この姿勢があるから常に進化し続けている方法ではないかと思っています。
(韓国やドイツに進出できるのもこのあたりが影響している…?)
では、実際にどんな効果があるのか紹介します。

上田法をするとどんな効果があるの?

10年前の脳の病気。冬になると身体が硬くなる男性
先ほど、紹介した方ですね。今年の冬は身体が硬くなることなく、元気に過ごすことが出来ました。
それどころか今は歩行練習を開始しました。
1人で歩くことはなかなか難しいレベルですが…
手すりや杖を使うことで短い距離なら歩くことができるようになりました。
これにはご家族や私も驚きました。
※上田法をすればよくなるわけではありません。
この方の場合、それだけ筋肉の硬さが生活に支障を与えていたからだと考えています。
しかし、筋肉が柔らかくなるだけでこんなに変化が生じると思いませんでした。

自宅にて転倒を繰り返していた難病の男性
神経難病の方です。こちらも高齢。
私たちが安定して歩くためには身体が捻じれることが重要です。
この男性は介入時、身体を捻じることがほとんどできませんでした…
これは転倒するだろうと思い、上田法の手技である『肩ー骨盤法』を実施。
すぐには大きな効果は出ませんでしたが、初回実施後も身体を捻じることができるように♪
おおよそ1か月ほどの介入で転倒する回数が半分くらいに減少しました。
繰り返しになりますが…

筋肉の硬さが生活に支障を与えていたからこれだけの変化が生じたと考えています

上田法をすれば全ての人がよくなるわけでなありません。
しかし、筋肉の硬さで生活に支障が出ている人は多くいるはずです。
ちょっと近くの上田法講習会に参加してみませんか?
上田法はセラピスト以外の職種も参加可能ですよ♪
お父さんやお母さんも気軽に見学することも可能です(^^)/

上田法勉強会情報

上田法治療研究会
こちらは上田法に関する勉強会情報が全般的に掲載されています。
事務局もあり、問い合わせることで近くで上田法治療を受けることができる病院や施設を紹介してく
れます。

関西上田法勉強会
私が主催している関西での上田法勉強会です。
直近では2019年6月23日(日)
兵庫県尼崎市@TUMUGUBA(JR塚口から徒歩10分)
上田法のインストラクターを招いての勉強会を開催します。
お申し込みは関西上田法勉強会をクリック。もしくは当ブログのお問合せなどからご連絡ください。

まとめ

『上田法』についてざーっと紹介しました。
大事な事は『筋肉の硬さが原因で生活に支障が出ている』こんな人には有効かもしれません。
決して、上田法をすれば全てがよくなるわけではありませんのでご注意ください。
興味を持っていただけた人はぜひ勉強会や事務局に問い合わせてみてください(^^)/

プロフィール

健康相談お兄さん。

子どもから大人まで、しょうがいの有無を問わずに対応。

『生まれてから死ぬまで豊かに生活できるまちづくり』を目指す。

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