脳性麻痺のご家族に対してのマッサージ教室。なぜ、この活動を始めたのか。お子さんやご家族の支援の重要性。本日はなぜ私がこのブログを始めた理由を記事にしました
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脳性麻痺のご家族に対してのマッサージ教室
【障害を持つお子さん、家族との出会い】
私は2013年に理学療法士の資格を取得しました。最初は寝たきりの方が多い病院にて、勤務していました。病院勤務時代に多くの違和感を感じていました。
業務をこなすことに必死になっている職場が多い
- 職員が少ない!新人が仕事を覚えない!
- 上司が悪い!部下が悪い!
- こんな医療機関あってよいのでしょうか?
私は疑問に思い多くの職場を経験するために一時期トリプルワークもしていました。しかし、どこの職場も大変そう。場所によっては、クライアントのことなんか考えていないのではないか?お金儲けのことしか考えていないのではないか?。こう思わされるような職場も経験しました。
研修も多くいきました。しかし、本当にクライアントのことを考えている研修会の少なさに驚きます。その場で参加者のセラピストにすごいと思わせるようなことだけ披露し、その練習をひたすらする。
私たちの仕事はマジシャンではありません。クライアントの希望を元に希望を達成するために問診・検査・評価・アプローチを繰り返します。
私は個人的に恩師と慕っている方がいます。その恩師に上田法を教えてもらいました。 上田法について詳しく知りたい方はこちらから
上田法について概要は上記のページを見ていただきたいとおもいます。少し感想。
上田法治療研究会のインストラクターはみんな今の現状をなんとかしたいと必死に願っている
こんな人ばかりの集まりです。1人のインストラクターは「みんな諦めが悪いんだよ」 こんな発言を勉強会で聞くことはありません。上田法という1つの手技ですが、それのみにならず、多くの考えを取り入れることにより日々進化しています。
この勉強会では実際に開催される会場に通うお子さんや大人の治療も含まれています。 そこで初めて障害を持つお子さんやその家族と出会いました。
上田法勉強会にて
2017年10月に初めて参加しました。 障害を持つお子さんやご家族に関わることは初めてでした。インストラクターや参加者と一緒にお子さんに上田法を実施。時間の経過とともに変化が出てきます。
- お子さんの表情が和らぐ
- 呼吸がしやすくなる
- 歩きやすくなる
他にもさまざまな変化が現れてきます。そして、ご家族からもこのようなコメントが。
- 「やっぱり上田法が1番合っている」
- 「上田法初めてだったけど、本当によかった」
- 「私も上田法を学びたい」
ご家族からこんなに喜びの声を聞くことができる方法って少ないとおもいます。 病院時代に多く聞いた言葉は「だいぶ、動きやすくなりましたねー」「歩きがよくなってきましたよ!この調子です」。
すべて、セラピストの言葉ですね。クライアントは本当にそう思っているのでしょうか? 上田法勉強会参加をきっかけに私自身の臨場感も変わりました。こんな良い治療法を知らない人が多くいる。特に関西地域での知名度は皆無。こんな方法は関西にも広めたいと思っています!
※上田法は筋肉の硬さを和らげる1つの方法です。全ての人に確実に変化を与えるものではありません。筋肉の硬さが生活に支障を与えている人が主な対象になると考えています。
マッサージ、親子、療育
いきなり、上田法を学びましょう!!といっても誰も興味を持っていただくことはできないとおもいます。まずは、筋肉や関節についての知識を学んでみませんか?
学んだ知識を元にお子さんやご自身にマッサージやストレッチを行なってみませんか?
身体について興味を持つことができたら上田法を学んでみませんか?
大阪府の統計によると生まれながら障害を持ったお子さんのご家族の負担はとても大きいとされています。睡眠時間の短縮や腰痛など。
ご家族自身が健康で生活を過ごすことができるとお子さんにも接しやすくなるのではないかとおもいます。
上田法!怪しい治療法と思われる方も多いとおもいます。まずは敷居を低く、筋肉や関節の勉強をしてみませんか?
こんな思いを持って活動をしています。
筆者自己紹介
2013年理学療法士免許取得。その後、上田法・ドイツ筋骨格医学会日本アカデミー・PNFなどの知識や技術を勉強しています。現在は兵庫県尼崎市にて子どもと親のマッサージ教室を開催。